JOURNAL

まだまだ肌寒かったり、パラっと雨が降っても大丈夫です!(少しだけススメブログ笑)

2024.04.12

春がやって来ました。やっとかと思うこの頃です。3月に季節外れとも思えるドカ雪が降って気温も低下し一気に海水も逆戻り笑。街中でもアウターなんて要らないような小春日和かと思っていたら極寒じゃない?これって感じでしたよね。桜も満開になったと思えば朝晩の冷え込みが物凄かったりします。良く聞く「何着たらいいかわからない!」まさにその通りですよね。三寒四温ってコトバも、もう当てにならないような気がしています。

 

 

このブログを読んでいただいてくださる皆様。誠に感謝しております。時々読んでるよって声を掛けていただくこともあり、恥ずかしさを隠せないのですが、「あれぜんぜんやれへんな?」とお叱りのコトバ笑。「あれ、え汗」「あれやんけ。なんとかブログや」実はあれやれへんなっていうフレーズだけで、実はもう変な汗を感じていました。この方は知っていらっしゃると笑。かなり昔の話になりますが、かつて生意気にもススメブログと称して「サーフィンのススメ」というシリーズモノを綴っていたことがありまして。ここ2年程(もっとかも汗)まったく更新できておらずにいるのでした。忙しさにかまけていたこともありますが、なんとなくそんな気分でもなかったようにも思います。読んでくれている人もいらっしゃったので、なるべく宣言しては綴るようにはしていたのですが。すいません、言い訳が過ぎますね。ですので、商品のオススメに徹していたんですが、やっとというか遂になのか笑、ご指摘を受けたのでちょろっと再投稿していこうかなと思います。というのも、改めてやっぱり海は良いし、波乗りは素晴らしいと感じざるを得なかったのです。もちろん山だって素晴らしいし、自然の中に身を置くってことがどれだけ自分にとって大切なコトかと見直すきっかけはやはり海だったのです。なんでこんなにも間隔があいてしまったのかは、ちょっと良く自分でも理解出来ていないのですが、実際にケガ以外でこんなにも海から離れてしまったのは初めてのコトでした。先日重い腰をあげて海に行けば、もうスタッドレスタイヤなんてはいていないのに外気は0℃ときました笑。「凍結注意!」いやいや4月ですけども。なんか気温暖かくなってきたし、桜も綺麗だろうし、ふっと行こうと思ったのに、まさかの0℃って冬や。ジャーフルでもうイケるやろと冬をさぼった僕はタカを括っていたら、そこはちゃんと行っている後輩がいました。もつべきモノはしっかり者の後輩です笑。「いやセミドライにブーツ、グローブもします!」「いやいや4月やで~笑」内心はどうだったっけと心配していると「センパイ。先週もそれで丁度良いくらいだったんで、僕はそれでいきますよ。寒いの我慢して波乗りしんどいですもん」ぐっときました。これは言うことを聞いておこうと思いました。さぼったアンタはなーんも忘れてしもたんちゃいますか~?って聞こえたような気がしたんですよね。結果的には先に少し綴ったように外気は0℃の夜です笑。海の皆様のスタイルもそのせいかヘッドキャップにグローブにブーツ。フル装備やん笑。びっくりするような寒さで、それはもう皆様フル装備もしますわ。後輩ももちろんブーツにグローブ、そしてヘッドキャップ!グローブを極力しない僕は言うことを聞いてセミドライにブーツ。朝のうちは風が弱く、綺麗な波が目に焼き付きました。これは今日は間違いない日になるぞと。さっさと着替えて順番に入水していきます。なんならブーツを履いたら、ウェットを最後どうするんだっけなくらいのボケ具合です。ちゃんとパドル、ダックダイブが出来るのだろうかと思いながらもなんとなくするりとアウトへと。いくつかの波をやり過ごし、こんなに冷たいんだっけ水とかいろいろ頭の中で考えながら向かう先には、まだ人数も少なくまばらなピークが見えてきます。自分が思うよりもパドルもダックダイブも忘れてはおらず、いつものルーティーンぐらいの勢いでした。僕はもちろんビジターですので、すぐにはピークには向かわず少し手前で待ちながら、ラインナップにいる人たちが乗るのを見ていました。水は冷たいけれど我慢できそうで、風も冷たいけれど強くもなく。朝陽は綺麗で暖かく、空は朝の色から青い空へと変わっていきます。朝陽を浴びてその暖かさを感じ、水の冷たさにはっとなり、いつも繰り返していた行程を、さもしてきたかのようにその場所に僕は居ました。綺麗な水面でうねりとして盛り上がっては順番に崩れていく波をひとり、またひとりと乗っていきます。何も変わるコトなく、風がもたらしてくれる波をテイクオフし、ターンを繰り返す。その波乗りという行為を好きでやり続けている人が、楽しそうに乗り繋いでいく姿と、変わらずに波が割れていく、その瞬間を眺めていました。

 

 

なんてことはないんですよね。ただ自分が離れていただけの話で、季節に応じてそこに波はあって、そこにはそれを楽しみに来ている人たちがいる。時には離れていったり、戻ってきたり、忘れられないけど出来なくなってしまったり。でもそこには変わらずにある。その時の波をもたらしてくれる自然がある。そこに身を置いて、遊ばせてもらっているだけなんですよね。知り合いがラインナップにいました。「久しぶりやん」っていうそれだけのコトバで、ぐっと感じるモノがありました。名前を知っているわけでもなく、海で出会うことでしか繋がりのない知り合いです。いつもではないですが、タイミングがあえばお互いどこかの海で出会って挨拶を交わす。面白い関係ですよね笑。「なんかぜんぜん海に来るタイミングを失くしてしまったんすよね~」「笑。まあそういう時もあるやろ笑」そんなコトバを交わしていたら、僕らの近くに波がきます。お互いを見合わせると「久しぶりやし譲ったろ笑」「ありがとう~笑」まあ、譲ってやって言うつもりでしたけどね。笑顔で先にそう伝えてくれました。そこまでしてもらって、その波に乗れなかったらもうそれは恥でしかないので、逆にプレッシャーにはなりましたし、正直ちょっとビビりながらも波に合わせてパドルします。ニヤニヤしている知り合いが横目に見えます笑。転べとおもっているのか?それとも喜んでくれてるのか?素晴らしい板のおかげでしょう、変わらずに滑り出すあの瞬間に、僕はまた出逢い感じるコトが出来ました。すーっと滑ってくれる板にそーっと脚を乗せて、ただその波を駆け下りていく、ターンしたその先にはパドルバックしているサーファーと綺麗に割れていくであろう波の壁があるだけ。余すことなくその波を楽しみたいと思い、なるべく丁寧に乗るコトだけを考えていました。

 

 

インサイドまで乗り繋いで静かにプルアウトする一連の動作を、なんとか終えていました。あっという間に。叫びたいような衝動に駆られながらも飲みこんで、今自分がその場所に戻って来たコト、波に乗るという行為を存分に最後まで出来たコトにとにかく興奮していました。やっぱり難しいし、大変ではあるけれども、最高だなと。やっぱりやめられへんで、これはと。「波乗りって何が楽しいんですか?」って聞かれて、月並みなコトバですが「その乗った波と、同じ波は2度とこないんや。」って誰もが一度は言うでしょう。本当にその通りです。とりあえず乗れるようになるまで、頑張ってこそそれは感じられるし、楽しめるのだから。僕は改めて本当にそう思ったのでした。もちろん他にもたくさん楽しいコトありますけどね。ラインナップにゆっくりと戻ったら、譲ってくれた知り合いが。笑顔で「転べや~笑。」と声を掛けてきます。やっぱりそっちかい笑。「でも、ありがとう。ええ波やったわ。最高や。」

 

 

それからもタイミング良く、何本か乗るコトが出来たけれども、やっていなかった分の体力低下は否めません。カラダは正直なもんです。あと1本乗ったらあがろう。と思ったら、そこからなかなか乗れません笑。あるあるです。カラダは動かなくなってくるし、寒さにもやられ始めて、あきらめかけたその時。最後になるであろう波が見えました。振り絞ったチカラのおかげか、余計なチカラが抜けていたのか、その波と一緒に板は滑り出してくれました。変わるコトの無いその瞬間をまた楽しむコトが出来て、最後の最後まで乗り繋いで、大満足でしかないと思っていましたがオチはあるもんで、寒さと疲れでヨロヨロのカラダに、滑る海藻が追い打ちを掛けてきます。脚がプルプル震えて本当にヨロヨロです。なかなか上手に上がれずオタオタし、危うく転げそうになりながらもコト無きを得て上がることができました。笑い声が防波堤の上から聞こえます。「転べや~笑。」またおまえかい笑。

 

 

笑いながら、握手を交わして「またな~。ちゃんと鍛えておきや~。笑」「やかましいわ。」と、ひと通りの挨拶を終えて知り合いは先に車で帰っていきました。日差しは暖かいのだけれども、風が強く吹き始めていて、タイミング良くあがれたヨロヨロの自分がラッキーな日だと言い聞かすには間違いのない状況です。さっさと着替えて風と雨をストップしてくれるシャツを羽織り、後輩があがってくるのをゆっくりと眺めながら、自分の乗った今日の波に思いを馳せます。ただただ、最高だったなと。天気は最高、波も最高。メンツも素晴らしく、それぞれに自分の波をとらえては乗り繋いでいく。本当にシンプルなコトなんです。そして気持ち良い服に身を包んで一緒に楽しむ。来る道中にはどんな波なのかって思いながら、帰りには美味しいその土地のモノと情景を楽しみ、余韻を感じながら、家に帰ってゆっくり眠る。最高でしょ!やっぱりこれからも、このルーティーンの中に身を置いて、楽しんでいきたいと思います。サーフィンのススメ。長文失礼しました。

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