JOURNAL

何度目の台風だろうか。これがあるからやめられない。サーフィンのススメ。

2024.05.30

台風1号。今年初モノですね。なんでも初モノはカラダに良いから是非ともゲットしておきなさいと、小さな頃から祖父母に言われて育ちましたので、なるべくそうして生きたいと日々思っております。エルニーニョ現象の最盛期の特徴として台風の発生が遅いことがあげられ、その特徴通りにゴールデンウイークが明けて5月末で初めての台風発生。その年により台風の発生はもちろんマチマチではあるのだけれども、サーフィンという行為を楽しみ続けられる要因のひとつとして挙げられるコト。それが台風の波に乗る。なんてカッコ良い響きでしょう笑。今季初モノの台風の名前は「イーウィニャ」嵐の神という意味だそう。台風に名前があるって知ってました?気象予報士とサーファーだけかもしれないですね笑。「イーウィニャ来るらしいで」「大体、何日にあのへんに出来てあがってくるから。何日くらいから波上がってくるんちゃうかな」「何日って何曜日?」「水曜日やん」「あ~無理や~。バリバリ仕事やん涙」笑。どういう会話やねんって感じですよね。仕事の手が止まりまくっているんじゃないですかね笑。仕事で行かれへんのに、わざわざ情報共有の連絡を電話してくれる先輩も多くいらっしゃいます笑。「行くんか?」「行きますよ。休みやし1号のスウェルゲットしてきますわ」「どこ狙うん?」「まあ、あの位置から上がってくるから、あのあたりだと風も合うしええんちゃうかとおもてます。」「ほんまか。あっち側も怪しいけどな~」「あっち側は風がめちゃ強いでしょ」「いや、北西やし交わすやろ。あそこやったら」「休みですか?」「いやあかん。仕事やねん」笑。みんな気になって気になって。でも台風なんかを喜んで待つのはサーファーだけ。しない人、土地にとってはただの災害にも成り得るのです。両手放しで喜ぶだけではいられませんよね。いつでも気を配ること、最低限のマナーとモラルを忘れずに楽しむことです。

 

 

台風の波をどうして待ち望んでいるのでしょうか。いつもの波で良いんじゃない?結論としては、ハイ。それでも良いんですよ。波が良くてメンツも最高で、天気も最高だったら、どこだろうと良いんです。行く道中も込みで、わくわくドキドキしながら臨むので眠たさや運転の疲労感なんかも5の次ぐらいです。ただですね、台風の波を体験されてしまわれた方はおわかりいただけるでしょう。いつもの波とは違うんですわ笑。何が違うの?と。まず前提としては台風って強くて、すごいわけじゃないですか。雨や風、すべてが強くてすごいんです。だから波もすごく大きく、強くなるんですよ。ざっくり過ぎてすいません。遠いところで発生した台風は、すでに風を巻き起こしてうねりを創りだし、そのうねりは台風が消滅するまで大きく、強く、そして余分なモノが削り取られていって綺麗な1本のうねりとなります。そのうねりがいつもの波とはけた違いのパワーを帯びて、様々な場所でブレイクし波となるんです。畝のようにこちらに向かって来て、そのパワーを最後に発散するかのように強烈な波となって、押し寄せてきます。時にはその場所では耐えられないほどのサイズとなって押し寄せてしまい、サーフィンなんて出来ないコトもあるのです。台風の波が特別で、いつもの波とは違うコト、おわかりいただけましたでしょうか?ご質問ございましたら、いつでもコメントくださいませ笑。お店にいらしていただいても嬉しいです。クレームは何卒ご勘弁ください笑。

 

 

その為、準備はいつもよりも入念にしなければなりません。先に綴ったように波が強いんですから、それに対応する道具を準備する必要があります。まずは自然の中で遊ばせてもらっている以上は、すべて自己責任であること。自分のカラダは自分で守ること。ならば必然的に強い波に対峙する時にいつもと同じ道具じゃダメですよね。その道具に破損している箇所がないかどうか、入念にチェックする必要があります。体調にいたってはもちろんのコト、カラダと相談して、自分自身でその場所へと向かい、そして戻って来られる体力と経験があるのかと良く向き合ったうえで臨まねばなりません。経験は人それぞれではありますが、近年サーフィンがオリンピック種目になったことで一部人気が高くなりました。そして多くの情報が溢れたことで、経験を積むことなく臨みやすくなり、誰もが出来るかのような錯覚に陥ってしまっている状況も招いてしまっているんですね。ここ大事なんですが、経験することでしかわからないコトがあるのを理解して臨まないと大変なコトになりますよって話です。今回も大事には至りませんでしたが、明らかにまだその場所にいるには経験値が足りなさすぎるサーファーが居ました。何かが起きた時にそこの場所で二度とサーフィンをすることが出来なくなってしまう可能性もあるので、少しパニックにもなりそうな二人の近くに行って、「ねえ。少し、サイズも大きいし、危ない感じがするから、いっぺん上がって海を見直してみたほうが良いと思うよ」と声を掛けてみたら、快く?笑。二人であがっていきました。普段とは違う海、入ってみたらいつもとは違うサイズ、横に逃げておけば大丈夫、チャレンジしたい!気持ちはわかります。かつては僕もそうだったし、それももちろん経験してきているからこそ、早目にやり直すことも必要です。十分に楽しんだ初モノの余韻を感じながら車へと戻っていくと、声を掛けた二人が海を見ていました。僕に気付くと、近寄ってきます。「お疲れ様でした。ありがとうございます。」ちょっとだけ身構えていたんですけど笑。話をしたそうな感じだったので、ほっとしました。「うん。おつかれさま。ちょっと大きかったよな?」「はい。いざ入ってみたら結構流れもあって、少し焦りました。」「うん。そんな感じしたし、もう少し修行せなあかんかな~おもてな笑。ごめんやで、生意気言うて」「いえ。こちらこそすいませんでした。」「ぜんぜんええよ。でもその板とリーシュだとちょっとこのサイズの時には、恐いコトもあるかもしれんからさ。せめて太いやつだけでも準備して、もっとパドル出来るようになっとかなあかんかもね~。」「水量が多くて分厚くてやばかったです。」「せやろ。ちょっとあのままやと危なそうやったからさ。遠いとサイズが分かりにくいやろ。でも経験したしさ、またもっと経験積んでリベンジしにきたらいいよ。僕ローカルちゃうけど笑。偉そうにごめんやで。」「ありがとうございます。」ってな感じで平和に話すことで、その一瞬でも同じ場所で楽しもうとしていたことをわかちあい、共有できたのでした。あくまでもススメブログなので、生意気なコト言うな。ローカルでもないくせに!とか言わないでくださいね笑。ここでもうひとつ大事なコトだと思うのですが、大人なんだからちゃんと話せばわかるのだと思うんです。もし僕の声の掛け方が、「お前ら、マジで邪魔や。危ないねん。あがれ!」もしくはもっともっと罵声的な笑。だとしたならば、その後の駐車場での話は無かったでしょう。間違いなく。僕もそうやって罵声を浴びせられたこともあるし、たくさんの場所でそれに近い思いをしたこともありますから、わかります。本当に嫌な気持ちにしかならないし、そこに行きたくないですよ。もしかしたらサーフィンもしなくなるかも。僕は性懲りもなく行くんですけどね笑。それでその人がサーフィンを辞めてしまうとしましょう。なんで?ってなりますよね。そしたらかくかくしかじか、背びれに尾ひれまでついちゃってサーファーはさあ。ってなるでしょ。友達みーんなに言うでしょ。「聞いてや~。こないだサーフィン行ってさ~。」って。なんかよくあるローカルとビジターの問題提起みたいになってきたので、そろそろそこは離脱して締めにかかりたいと思います。

これからも台風の波を諦めることはできないので、また来る台風を待ち望み、その瞬間とその場所にいられて楽しむことが出来るように努めていきます。なんだかススメているのか、嫌な側面を綴ってしまったのか微妙な感じになってしまいましたが、台風が出来て、うねりとなり畝を創りだして、長い間掛けて割れるその時まで、打ち寄せてくる波を楽しみにすることが伝わればいいなと思います。そして、その楽しみを共有できたら、なお最高だと思いながら終わりにしたいと思います。まだ昨日の余韻に浸り、ニヤニヤしながら綴っています。ありがとうございます。

 

 

 

 

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