JOURNAL

サーフィンSURFINGのススメ(20)

2019.03.04

さて、先日のススメブログに引き続きますね。「なぜ、冬にもサーフィンをオススメするのか?」
根本的な話、まずはサーフィンが好きなんですね。寒かろうが、雪降ってようが、車がスタックしようが、霰や雹に顔をしばかれながらも、サーフィン、波乗りが好きなんですよ。とはいえ冬にやらないならサーフィン好きじゃねえとか、本物じゃねえとかではございませんので。よろしくお願いします。

その根本的な部分が好きということから始まるのは何においても同じだとは思います。好きだからこそ、それに興味を持つのであるし、引き込まれていくことは間違いないと思います。これが室内のスポーツだとしたら、全天候型の施設で春夏秋冬、毎日打ち込むことが出来るでしょう。しかし、サーフィンというモノは波が無いと出来ないのですよね。(人口的に造り出す波を除いて)天候に大きく左右されるスポーツであるのは以前より綴ってきました。その地形において波が立つ、立たないという立地的なコトも大きく関わってきます。例えば日本海側の地域においては、基本的に北側に面していることで南のうねりは受けませんし、その際に波が立つことはありません。逆に冬型の天候がベースとなる冬には南のうねりが基本的に立つことはなくなります。時に低気圧などの通過に伴いうねりがいろいろと変化し場所により波が立つ時もあります。その波が立つ場所に行かない限りサーフィンは出来ないので、自ずと年間を通してやるとなると冬は日本海側に行く必要性がかなり高いのですね。どちらにせよ、冬もやるという事は先日綴ったウェットスーツなどの道具が必ず必要になりますので、夏の暖かい水着だけでという訳にはいきません。装備が必要となるということはもちろんお金をかけて買い揃える必要があり、また日本海側に行く際に冬用の装備が車にも必要になるということなんです。どうもハードルが上がって来ていますよね。道具は増えて必要になるし、わざわざ寒いところへと向かわないといけないし、行けば行ったでウェットを着てサーフィンしなきゃいけないし、ウェット着たら動きにくいし。でも逆に考えてみてください!そういうハードルが上がるということでまずは人が少なくなるんですよ。どうしても!

ススメというところではなく少しネガティブな要素を綴ってきました。その要素が多ければ多いほどサーフィン行かなくなりますよね。例えばブーツが無い。でも買う予定もない、となると我慢して出来る時間が限られてくる。本当に水が冷たくて我慢でしかない季節やポイントとなると行けなくなる。という感じで人が少なくなるのは必然なんです!そらそうですよ。この寒い時にわざわざ寒い海に行ってサーフィンだなんて、普通に生活をしている人にとっては想像もし難いことですしね。「え!?。冬やで!?」「水、冷たいやろ!?」「信じられへん!?」正解です。でも人が少ないということは、何よりも魅力的なことだと思いませんか?乗れる本数は増えるし、思いっきり技をかけることが出来ます。ラインナップに人が少なく、そしてライン上に人がいることも少なくなる。波をキャッチする回数も増えるんです。つまりは上達する速度が大いにあがるということなんですよ。ウェットスーツを着ているおかげで動きにくいかもしれませんが、そのウェットスーツを着て冬に波乗りをして、キープパドルをしている人とそうでない人との差は歴然です。ウェットスーツが脱げる季節になった時、その時、パドルをしてきた自分は裏切りません。そして、冬にしか波が立たない場所でサーフィンが出来るというのも大きな魅力だと思います。その土地のローカルの人も通えば顔を覚えてくれて、一緒に波を分かち合う喜びを教えてくれるでしょう。その土地の名産品を口にする機会も増えるでしょう。冷えたカラダを温める温泉の素晴らしさに再度気付かされるでしょう。冬の持つ独特の空気や、雪がもたらす景色、クリアな海水、それらも通常であれば経験をすることが出来ないコトをサーフィンはもたらしてくれるんです。

先日のススメブログに綴ったように、道具の素晴らしい進化によりひと昔前のモノとはかけ離れた快適さをもたらしてくれます。それらの道具を携えて冬にサーフィンをすることも頭の片隅から意識をしてみてはいかがでしょうか?3月となってこの話題もどうなのか?とも思いますが、3月の水温はかなり冷たいということを追記しておきます。それらに対応するにはやはり装備は必要でありながらも、昼間の着替えの際などに少しずつ春を感じることが出来るようになってきます。この季節の変わり目をすべての感覚で感じ取ることが出来るのもサーフィンの醍醐味であると僕は思っています。皆様もぜひ感じとってみてください。

 

Keep surf!

Turn me on!

#TMO_STANDARD

 

 

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