JOURNAL

サーフィン SURFINGのススメ(25)

2020.07.16

本当ならば今頃、僕は梅雨明けを感じながら夏の匂いを思いっきり吸い込んで「ススメブログ」を書いていてもおかしくはない時期なのに。恐ろしいくらいの雨が日本列島を覆い、特に九州地方において多くの被害をもたらしてしまっている。梅雨前線が活発で、とか吹き込む湿った南風がさらに影響をもたらしているという。自然の猛威には逆らえない、もちろんの話だし、おこがましいと思っておくべきだと思う。ただ、それにしてもである。かつてこんなに局地で、大量の雨が降り続くことがあったのだろうか?ゲリラ豪雨という言葉もみんな知らずのうちに標準装備くらいの勢いだ。そのゲリラ豪雨ですら、こんなに長引く?とさえ感じてしまうのは僕だけでしょうかね。兎に角、これ以上の被害が起きないこと、避難生活をされている多くの人が早く日常を取り戻すことが出来るように祈るのみだ。お願いします。と。

「ススメブログ」なので、やはりオススメをしていくのが前提なのに序章がこんな感じですいません。なんのススメ?ですよね。そうなんですよサーフィンのススメなんですよ。この自然の状況は海にももちろん変化をもたらしていて、水温は低くあがることを止められているかのよう。関東ではフルスーツ着用との話も聞こえてきます。先日の日本海では薄手のウェットスーツのシーガルタイプ(下半身はウェットに覆われて、袖が無い半袖タイプ。この時期や、秋口にも良く使用されています)にも関わらず、ブルブル震えがくるくらいでした。手足は痺れ始め、上がることを余儀なくされるくらい。笑。7月中旬でこの状況はなかなか無いんですよ。通常であれば、ほとんどの海水浴場は7月1日にオープンし、まだ水着だけじゃ少し肌寒いね~とか言いながらも老若男女問わず海の始まりを迎え入れる。今年はなんとかウイルスのせいで海水浴場のオープンを見送るところも多い中、いくつかはいろんな事に気を付けながらオープンしている。いつもは駐車料金が発生していない場所もこの時期は取りますよ!と。この雨の中で海水浴をするお客様なんかいるわけもなく、波があるので駐車場はサーフィンをする人たちの車でパンパン笑。みんな波に乗るのが好きなんですよ。3ヵ月にも渡る自粛期間があったせいもあり、サーフィンをすることに飢えを感じたサーファーは、県を跨いでの移動も許可が出た瞬間に溢れんばかりの想いと希望を胸に海へと繰り出したんですよね。生活の中の一部と言っても過言ではないような人も、ビーチの傍に住んでいるけど我慢していた人も、みんなが波乗りしたくてしたくて堪らなかったでしょう。波はそこそこでも海に浸かって仲間と笑いあったり、久しぶりの報告をしあったり。ただそれだけでも本当に気持ちの良い瞬間を共有している。そのすべてが波乗りの良さなんです。もちろん良い波であればそれは何倍にもなって私達を包んでくれる。今回の自粛に関して様々な意見があり、いろんな立場があることで考え方はいろいろですよね。そこは置いておいたとして、波乗りが純粋にみんな好きなんです。これまでススメてきたたくさんの要素全てにおいて、楽しい瞬間が備わっているんだなと実感しました。この再認識はこの自粛によってもたらされたのかもしれませんが、個人的にはもう勘弁してほしいですね笑。ぼーっと海を眺めるだけでも良いんですよ。

 

 

いろんな価値観を見直す時間にもなったんじゃないかと思います。一部の人達がすることを大きく広めることが、どれだけ意味を持って伝わるのだろうか?ネガティブなことばかりを広めてやしないか。恐怖や残念に思うコト、そしてそれに伴う言葉ばかりが歩みをススメている。それは時として大きな渦となりながら巨大化して、まるでそのものであるかのように五感を通して吸収されていく。シンプルな話、それがポジティブなモノ、コトに変わるだけで世の中はもっと素晴らしく感じられるはずなのに。「サーフィンのススメ」はそういうコトが全てではないにしろ、正しく伝わることを目標に綴りながらススメてきました。中にはこんなコトもあるし、あれも問題だし、とかネガティブに捉えられる側面はいっぱいある。でもそんなコトはどこにでもあるし、みんながひとつくらいは抱えていることだろう?それを同じレベルやラベルに持ち出すのはもうやめよう。サーフィンの持つ素晴らしさのみをカラダに充満させてみてほしい。感じてほしい。それからでも話をするのは遅くない。サーフィンにはそれだけの価値があるから。

 

Go surf.

Feel good vibes only.

With your family and homies!

No worry just surf.

Just simple.

 

 

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

ARCHIVE

RELATED