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サーフィンSURFINGのススメ(4)

2017.08.22

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第4回目となりました。ススメ話。ダックダイブについて、もう少し掘り下げていきたいと思います。ドルフィンとも言うダックダイブですが、サーフィンをするうえで欠かせない技術と言えます。というのは、シンプルに波をやり過ごしていかないと沖に出ることが出来ないからです。この波をやり過ごすという動作ですが、海の上ひたすらパドルして越えて行くことは不可能なんですね。どんどん波が崩れて自分に向かってくるわけですから。ずーっと波に揉まれ続けるという状況を招きます。じゃあどうすんねん?という疑問ですよね。波の下を潜るわけですよ。大事なサーフボードを沈めて、波の力を受け流しながら向こう側へ抜けるという事です。自分の背中の上を波が流れていくという感じでしょうか。この技術、簡単そうに思えるのですが非常に難関なモノでしてね。まあボードを沈める事も難しく、波の力はもう素晴らしく力強い、そしてその波は何度も何度も容赦なくやってくるわけです。気が付くとずっとその場所でパドルをし続けているという状況を生むのです。あれ、ススメではなくなってきてますか?(笑)でももう少しだけお付き合いください。この技術は、波のサイズや流れによる海の状況次第で、経験を積んだサーファーでも押し戻されるものです。それくらい人間の力なんて、自然を目の前にした際にはちっぽけだと、尊敬と畏敬の念を忘れないことが肝心です。ただ、経験はうそをつきません。その技術に対して真摯に取り組むことで必ず習得できます。その波をつるっと裏側に抜けた瞬間、波をやり過ごした充足感と達成感があなたを満たしてくれます。そして次の波へと向かう向上心が自身をステップアップさせてくれると同時に喜びへの扉をひとつ開けてくれるのですね。その際に、となりに仲間がいてくれたりしたらそれはもう最高ですし、仲間じゃなかったとしても、隣にいるサーファーもきっと微笑んでくれるはずです。だれしもが必ず通る道なのでね。

このダックダイブ、ドルフィンを含めてパドルして沖にでて、波を捕まえてその波に乗る。これがサーフィン、波乗りのルーティンです。波に対する技であったり、乗り繋ぐということに関してはもう少し先に言葉として、ススメていきたいのでお待ちください。ラインナップに向かう時、その海の状況によって景色や感じるモノが違います。以前少しブログでも書きましたが、台風のうねりが来ている時にピリッとした感覚などの事です。朝薄暗い中を準備し、パドルアウトしてラインナップに到着します。朝陽が僕らを照らしはじめます。朝焼けがまるで自分だけのモノのような錯覚に陥り、しばし恍惚の時間を楽しむと仲間や知り合い、そしてローカルの方々と顔を合わせて、「エエ波や」「おはようございます!」「早いな」。と笑顔で挨拶を交わします。とても素晴らしい瞬間だと常に思います。まるで儀式の様かもしれませんが、その波、その瞬間を楽しむ為に別の場所から集まった人間が挨拶を交わす。同じようにこのブレイクが素晴らしい波をもたらしてくれると予想し、車を走らせたりして集まり、その同じ海の上で朝の挨拶を交わす。素晴らしいことですよね。思いは一緒だったと勝手に思い込んで、嬉しくなってしまいます。その波を楽しむ喜びについては次回にゆっくりと綴らせていただきます。

 

Gotta wet and had a good vibes only wit homies! Sunny side up and sky is blue!

Go work!

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